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ごあいさつ
伝え手の伝えたいことが、必ずしも受け手にとって欲しい情報でないことがあります。
いわゆるミスマッチングであります。
広告・宣伝の効用を考えるとき、即効性・経済性を性急に求めるあまり、
そのミスマッチングの陥穽に陥る傾向、大であります。これは今というトキ(時代)を反映しているので、
やむを得ない一面でもあります。
情報化社会といわれて久しいのですが、グローバル化、IT化社会の急激な浸透で、
パソコンを介して情報は瞬時にして世界中に行き交います。こういった社会の出現が広告の分野でも
スピード第一という形で求められるのでしょう。
逆にこういった時代だからこそ、逆転の発想で即効性というマインドから自らを解放することが必要です。
じっくりじっくり醗酵をまつ酒造り、1年間をかけての米作り、菊作りも丹精を込めて励まなければ成りません。
合理性、経済性、即効性が求められる現下にあってこそ、上記のようなスタンスで取り組む広告・宣伝づくりが
あっていいと思いませんか。人づくり、人間づくりも一緒だと思います。
思うように、思うような人づくりなんて絶対出来ないというのが定説であります。
米作りだってそうです。これだけ手間ヒマかけたから必ず豊作になり、良質の米ができるという保証はありません。
自然災害があればひとたまりもありませんし……。
現実、現在というものに固執するあまり、一寸先が見えないということが多々あります。
情報や広告というのは、今この時点ではあまり意義が感じられないようなものでも、
半歩先を行っているもの、前衛的と思われるものが次代の価値観とマッチングするケースが往々にしてあります。
広告の効果をもう少し長いスパンで考えてみませんか。
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